蓮キョ社奏明日香+尚
年末年始企画




蓮とキョーコのクリスマス




「………………お訊きしても宜しいでしょうか蓮さん」
「『さん』って…そんな他人行儀な」
「今気にして欲しいのはそこじゃないから。」
「はいはい。で、何?」
「――なんでここにいるわけ?」
「なんでって…クリスマスだからだけど?」
「理由になってないわよっ!私が訊きたいのは『どうして蓮がこのクリスマス生番組にゲストとして出てるのか』ってことなの!」
「せっかくのクリスマスだからね。社さんに頑張ってもらった」
「……………社さん…可哀そう過ぎる……どうせ後で会うんだから、余計な仕事をさせないであげてよ……」
「いいんだよ。社さんだって琴南さんの側に居られるんだから、一石二鳥」

(たとえそうでも、蓮が言うことじゃないでしょ…)

「ところで、この仕事が終わったら今日はもうないよね?」
「?うん」
「じゃあ、一緒にケーキとか買って帰ろう。仕事の後に料理するのは大変だしね」
「別に大丈夫よ?簡単なものなら」
「俺としては、料理に費やされる時間をまったり過ごしたいんだけど。どう?」
「……………ワカリマシタ////」
「ありがとう」(にっこり)





(…………『まったり過ごす』だけで終わらせる気は毛頭ないけどね?)




キョーコちゃんピンチ!!(笑) てか、二人とも番組中に喋っていいの? -△-





社と奏江のクリスマス




「敦賀さんがゲストで来るなんて聞いてなかったから、ビックリしたわ…」
「――…だろうね。自分でもよく入り込めたと思うよ」
「予想はつくけど、敦賀さんの要望?」
「まーね…キョーコちゃんと奏江さんがあの番組に出ることが決まった直後に『どんな形でもいいから出演できるようにしてください』って言い出してさ……主演自体は簡単に決まったけど、そのためのスケジュール調整が死ぬほど大変だった…」(遠い目)
「本当にお疲れ様(汗)」
「はは、ありがと。でもまぁ、今回は自分のためでもあったから頑張った部分もあるし」
「?」
「奏江さんと同じ空間に居られるなんてこと、ほとんどないからね。いわゆる便乗?いやぁ、嬉しかったなv」
「…………私も……嬉しかった//////」
「良かった!頑張った甲斐があったよ♪(満面の笑み)
――あ、でもごめんね?車じゃなくて」
「いいわよ、別に。歩くのは運動になるし…………こうして手を繋いで帰るのも、醍醐味でしょ…?///」




(……俺、今人生で一番幸せかも……いや、世界で一番幸せに違いないっ!!)




この二人はどうしてもほのぼのしてしまいますね(笑) -△-





明日香と尚のクリスマス




プルルル・・・ ピ

「――はい?」
『やっほー♪クリスマスを独り身で過ごさなきゃいけない松君!』
「げっ!?明日香ぁ!?てか『松』言うな!!!」
『はいはい、松太郎君』
「なお悪いわ!!(怒)」
『うわ、やだわこの男。自分が独り身で寂しいからって八つ当たり?』
「やかましい!!独り身のお前が言うな!」
『……アンタ、何言ってんの?私、ちゃんと相手いるわよ?』
「…………………………」
『…………………………』

「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!??」

『(携帯を遠ざけてて正解だったわね)…………その驚きはどういう意味?』
「お、お前!その男の前で一体どんな分厚い猫の皮被ってやがる!?いや、それともその男はマ○か!?もしくは女の趣味が激悪なのか!?」
『――…温和な私もいい加減キれるわよ?』
「(“温和”の意味を辞書で引けっ!!!)
待て!俺が悪かった!!用件を聞くからキれるなっ」
『用件?用件ならもう済んだわ』
「……は?」

『キョーちゃんと蓮君が仲睦まじく過ごしている間、独り寂しく過ごすアンタを嘲笑うことが用件よ。じゃーね』

ブチ。 ツー ツー ・・




「あぁ〜〜〜〜すぅ〜〜〜〜かぁ〜〜〜〜〜っ!!!!(憤怒)」





(…………どうしよう……尚がまた一人で叫んでるわ………ケーキ買ってきたけど、このまま帰った方がいいわね。メリークリスマス、尚…)




彼らは決してカップルじゃないですから、期待してた方(←いるのか?)ソーリー★
ちなみに最後は祥子さんです。
-△-