自由と正義と タイトルは『自由と正義と』ですが、『正義』の方は全然活躍してないとはこれ如何に? ≪アバンタイトル≫ ※カガリの国防本部乗っ取り作戦は40話と同じなので省きます。ついでにザフトレッドも。 ザフトの侵攻を受けるオーブ本土。 それを国防本部で見ているソガ一佐と、この後彼に殴られるなど夢にも思っていないユウナ。 一方、修理を急いでいたAAは発進準備完了。どうやらもう二日経っていたらしい。 二日も経つのにまだ宇宙から戻っていないキラに、キララク妄想が広がります。 ブリッジにメイリンの肩を借りつつ現れるアスラン。 カガリ襲撃時にはベッドの上で七転八倒してたのにもう立てるのか。しかもオーブ軍服を着る余裕まであるとは……さすがだね、コーディ!(笑顔) メイリンはモルゲンレーテ服ですか。やっぱりオーブ軍服着る覚悟はありませんよね。 ミ「アスランっ?」 チ「お、おいおい!」 二人の登場に驚くミリィとチャンドラさん。 ア「もう、大丈夫です…CICに座るくらい、できます」 いやいやいや。肩を貸してもらわないと歩けない人間が「もう大丈夫」と言っても説得力皆無だから。 てか、『座るだけ』ならCICにいなくてもいいんじゃありませんかねアスラン君。 心配そうに(なのか戸惑っているのかよくわからないが)アスランを見るCICの二人。 どこぞの崖の上で釈放されるネオ。AAが発進準備に入っているのに、艦長であるマリューさんがここにいるのはスルーの方向で。 ネ「何だ…?どういうことだよ?」 マ「もう、怪我も治ったでしょう?ここにいると、また怪我するわよ」 ネ「ああ?」 マ「スカイグラスパー――戦闘機だけど、用意したから…行って」 瞳うるうるのマリューさん…美人ですねぇv ←オイ ネ「ぇ?」 涙を浮かべながらも、ネオに背を向けるマリューさん。 近づいて後ろから覗き込み、マリューさんの麗しい泣き顔を見ようとするネオ。 ってか、近過ぎやしませんかノアローク大佐殿。 それを気配で感じ取ったのか、マリューさんは振り返らずに「あなたはムウじゃない…ムウじゃないんでしょ…っ!」と自分に言い聞かせながら走り去る。それについていくオーブ軍人。 マリューさんの後姿をジッと見つめるネオに微萌えしました(蹴) 再び場面はAAブリッジへ。 涙を拭いながら帰ってきたマリューさんは、いきなりアスランの説得シーンに遭遇。 ア「――メイリン、君は降りてドックに残れ」 メ「え…?」 ア「発進すれば、AAはザフトと戦うことになるんだ」 メ「あっ」 言われるまで気づかない君にこっちがビックリだ。 ア「それに君を、乗せてはおけない…」 メ「アスランさん…」 頼むから見つめ合わないでくれ。 マリューさんは、二人に自分達を重ねたのか、ごっつ切なそう。 ア「本当にすまない……ありがとう。だがこのドックにいれば大丈夫。だから…な?」 どこにドックが大丈夫だという保証があるんだアスラン。 メ「でも…でも、私…っ」 自分を討とうとしたデスティニー、そしてルナマリアとの思い出を脳裏に浮かべつつ、アスランに縋りつくメイリン。 ごめん…わざわざ縋りつく必要性が見当たらない。言葉だけでいいじゃないか。 メ「大丈夫ですから…私、大丈夫ですから!だから、置いていかないでください!」 ア「メイリン…」 困ったアスランは、目でマリューさんに助けを求めます。なのにマリューさんの反応は微かに笑って頷くだけ。どうやら乗艦許可らしい。 アスランがメイリンの肩に手を置き、「…わかった」と了解すると、メイリンは涙目で見上げます。それに心を痛めたのか、顔を顰めるアスラン。 やっと発進できる状況になり、メインゲートを開放。 発進準備できてからかなり時間ロスしてる気もするが、きっと気のせい気のせい。 エリカさんらに見送られ、ついに海底から浮上するAA。 浮上したAA――というか、マリューさんを崖の上から見つめるネオと、(それに気づいてるのか気づいてないのか)見つめ返すマリューさん。後ろ髪を引かれる想いを断ち切り、発進命令。 ――…アバン、長すぎないかい? ≪ミネルバ≫ オーブに着いたミネルバは戦況を確認。どうやらオーブは戦線を立て直せたらしい。 ミネルバはそのまま味方艦の援護。 ≪カガリvsシン≫ 交戦するアカツキとデスティニー。 どうやらカガリは、ヘブンズベースにおけるデスティニーの力を見ていたため、絶対にオーブには近づけさせまいと思っていたようで。 その心意気や良し。でも、自分の身の安全も考えてくれカガリ(汗) シンはアカツキに向かってビームを放ちますが、伊達に光っていないアカツキ。特殊コーディングでビームをどんどん弾き返します。 弾いたビームが味方機に当たらない事を祈る…! ビームが効かないことを悟ったシン、今度は直接攻撃に切り替えた模様。 弱点を見抜かれ息を呑むカガリ。彼女を守るため、ムラサメ隊参上。だがしかし、「そんなもんにぃぃぃぃっ!!」と叫ぶデスティニーに一刀両断されます。 ええもうその躊躇いのなさはいっそ清々しいっスね!(超絶笑顔) 大切なオーブの民を討たれた怒りにより、カガリの戦意が復活。 言いませんよ?ンなもん復活しなくていいなんてv デスティニーに対抗し、こちらも直接攻撃に変更。そのままどこぞで見たことのある動きで攻撃するアカツキに、デスティニーも受けて立つとばかりに応戦。 ……うん、えっとね、カガリさん。これまでを見る限り、シンは一刀両断やコックピット串刺しなどがお好きですよ?その戦法はかなりマズいと思われますが。 シ「アンタが大将機かよ!?……大した腕もないくせに!!」 ………………あのさ、シン。 世の中には てかね?カガリはナチュラルにしては、決して弱くないと思いますよ? コーディと一緒にしちゃダメです。 ≪邂逅≫ 前線に出てきたAA、ジブラルタルにいると思っていたミネルバ発見。 その報告に、思わず顔を見合わせる脱走兵コンビ。マリューさんの表情も険しくなります。 一方のミネルバ、沈めたと思っていたAAが現れ、アーサーさんは度胆を抜かれます。 打って変って、タリアさんは「やはり…沈んでなかったのね」と冷静。 ≪カガリ危機一髪≫ 再びAA。ミリィがアカツキの交戦をキャッチ。 アカツキvsデスティニーの光学映像が映し出され、アスランの目が見開く。 ア「デスティニー――シン!?」 ……いや、そこまで驚かんでも(汗) ミネルバいるんだから、エースパイロットのシンもいるでしょうよ、普通に。 大方の予想通り、デスティニーに押されるアカツキ。シールドを割られ、お次は左腕もブッ飛ばされます。 デスティニーは先に飛ばしたブーメランに続き、もう一個飛ばしてアカツキを挟み撃ちに。 カガリ、大ピンチ!! その様子をCIC席で見ていたアスラン、「カガリっ!?」と思わず身を乗り出す! 「ンなとこで叫ぶ元気があるなら映像見た瞬間に助けに行けよ!!」と思ったのは私だけか。 だが心配無用!こんなときには"彼"がいる!! vestigeをバックミュージックに、大気圏を突き抜けて舞い降りるストフリ!!しかもインフィニットジャスティスの手を引っ張ってのご登場!! 双子の勘(?)で大事な妹が目の前の金ピカMSにいると察知したのか、目を細めるとインフィニットジャスティス(長いので以後『インジャス』)から手を離してブーメランを迎撃。 タイミング的に何故間に合うのかかなり疑問。いや、いいけどね?間に合わないと困りますし。 結果的にアカツキは無事だったものの、その衝撃に巻き込まれ軽く吹っ飛ぶ。 しかしンなこたー気にしてられないキラは、そのままデスティニーに斬りかかります。それを紙一重で避けるデスティニー。 大破したはずのフリーダムの登場に、度胆を抜かれるタリアさんとアーサーさん。 何故か驚くマリューさん、チャンドラさん、ミリィ。 多分(色んな意味で)一番驚いているアスラン。 何がなんだかわからないルナマリアと、無言で睨みつけるレイ。 威風堂々と立ちはだかる、自分が倒したはずのフリーダムに、「フリーダム…?なんだよ、そんな………なんで…!っ?」と怒りを露わにするシン。 やっと衝撃から回復したのか、「キラ…?キラか!?」とストフリに呼びかけるカガリ。 フリーダムに乗って、しかもあんな登場の仕方する人物が他にいたら脅威かと。 しかし、キラにはそれに応えるより先にやるべきことが。 キ「マリューさん!ラクスを頼みます!」 キラにとって、ラクスの安全を確保することが最優先事項です。 どうやらラクスはインジャスの中にいる模様。しかもピンクのパイスーで。 あれ?ラクス、MS乗れたっけ…?コーディの基本能力なんでしょうか。 キ「ここは僕が引き受ける。カガリは国防本部へ!」 さすがキラ。戻ったばかりでも事情がわかってるのね。 カ「わかった!」 ≪新旧対決再び≫ カガリを行かせるため、デスティニーに突撃するストフリ。 迎え撃つデスティニー。もう斬る気満々です。 キラの言葉通り、カタパルトへと向かうインジャス。 それを見て、CIC席から立ち上がるアスラン。すかさず肩を貸すメイリンはいい介護人になれると思います。 アンタら何か仕事したの…?まさか、マジで『座るだけ』だったとか言わないよね…(汗) ストフリの登場に、前線へ向かう決意をするタリアさん。「これより、AAを討つ!」の号令と共にレッツ前進。 対するAA、マリューさんから「ミネルバが来るわよ…いいわね!?」と活を入れられ、気合十分にミネルバへGO。 アーサーさん、アマギ一慰の号令に従い、それぞれ攻撃準備。 睨み合うマリューさん&タリアさん、アマギ一慰&アーサーさん。 やっぱり、AAの副長はアマギ一慰…? そして、同時に攻撃開始。 母艦に負けられるかと、こちらも交戦するストフリvsデスティニー。ビームにはビームを放ち、相殺してます。 他のMSはどうしたとか言っちゃダメですか? その二機の戦闘を睨みつけているレイ。 おめー、それ絶対私情入ってるだろ。 ≪国防本部へ向かうカガリ≫ やっとこさ目的地付近に着くアカツキ。想像以上の惨事に、顔を顰めます。 「国防本部へ降りる。援護しろ!」の言葉と同時に、降下。アンドリューさん仕様のムラサメに乗ったキサカがしっかり続く。 ≪ドム3人衆≫ ファクトリーにあった紫MS――ドムがポットで降下。 やっぱ、普通のMSはそのまま大気圏突入なんてしませんよね… ザフトの降下部隊と勘違いしたザフト軍の皆さん、OPの男女3人が操るドムにより、ちまちま撃破。 どうやらドム>ザフト>オーブの図式。 ヒルダ姉さん、どさくさに紛れて「ラクス様の為に!」と言い切っとります。 ドムの3人がラクス信者と知らないAA、大いに困惑中。 そこへすかさずラクスからの通信が入り、味方である事を知らされます。 あわわわわっ!ラクス、早く着がえないと!そんなボディラインくっきりのパイスー姿を野郎共に見せてたら、後でキラからお仕(強制終了) 一方のドム3人衆。 ヒルダ姉さんの合図と共に、三位一体の技をご披露。その名も―― ジェットストリームアタック!!!(爆笑) 技の内容はイマイチわかりませんが……とにかく、縦一列に並んで一番前が防御に徹し、後ろの二機が攻撃しまくる、という感じ。 何がどう強いのかわかりません。 ≪格納庫にて≫ マリューさんとの通信が終わった直後、アスラン登場。 ミーアを"ラクス"だと思っているメイリン、目の前のラクスに「?」が飛び交う。 誰か簡単な説明くらいしておいてあげようよ。 お互いに近寄るアスランとラクス。もちろん、ピンクちゃんも一緒です。 っつーことは、アレだよね。ピンクちゃん、インジャスのコックピットに居たんだ… ア「君が乗っていたなんて…大丈夫か?」 そりゃもう、キラがついてましたからv ラ「はい。本当にただ乗っていただけですから。――アスランこそ、大丈夫ですか?」 ア「大丈夫だ」 だから……その姿見てどう大丈夫と思えるのか教えてくれ。 ラ「――お身体の事ではありませんわ」 どうやら、ラクスはアスランの精神状態を気にしているようです。 それを察したアスラン、ミーアの顔が浮かぶ浮かぶ。 なんでそんな微妙なシーンばっかなんだザラ。 気まずくなったのか、目をそらすアスラン。ラクスの表情が曇ります。 ≪その頃の新旧対決≫ まずはAAvsミネルバ。ガンガン弾を撃ちまくる。 それでも決定打のない両艦。 お次はストフリvsデスティニー。キラの種が割れ、振り下ろされた剣を白羽取り!動きが止まったところに、腰のレールガンでブッ飛ばす。 さすがキラ。元祖・MS肉弾戦キング。生身でも熟練が必要な技を軽々こなす貴方はやっぱり最強です。 ブッ飛ばされたデスティニー。キラの"不殺"スタイルが癇に障ったようで、怒り爆発種割れ状態。 ……いや……実際、キラが"不殺"スタイル止めたら何度も死んでるよ?キミ。 対AAで一杯一杯のタリアさんに、レイから通信。シンを艦へ戻せ、と。 ンなことしたらストフリを止める者がいなくなるため、はいそうですか、とは了承できないタリアさん。「なら、あなたかルナマリアが出なさい」と言い返すも、あーだこーだとまた言い返され、睨みつけながらも結局了承。 ドイツもコイツも、パイロットは軒並み揃って言う事をきかないとは……大変ですね、艦長。 ――にしても。 フェイスになった途端に権限使いまくりですか、レイ・ザ・バレル。 ここまできたら、天晴れとしか。 ≪オーブ首長陣≫ どっかに集まっていたオーブ首長陣、ザフトのMS(MAか?)に突撃され、一気にご臨終。 あっけなっ!!! 同じ建物のどこかに居たらしい女性や子供も、巻き添え食らってお亡くなりに。 あれだと何人かは助かるかも……? てか、ザフトの皆さん。「民間人には被害を出すな」ってことになってませんでしたかね? その頃、この騒動を引き起こした張本人であるジブリール氏はお供を連れて爆走中。 一度街まで出ていたのに、引き戻って来たようで。 ≪国防本部前≫ 何とか国防本部に着いたカガリ。ムラサメを撃破するMSを滅多切り。 そのままアカツキから降りて、本部へと猛ダッシュ。 ……えっと?アカツキ、確かウズミさんの形見みたいなもんですよね?? いいのか、激戦の中に放置して。 ≪その頃のアスラン≫ ラクスが将軍服に着がえる間、メイリンと共にインジャスを凝視中。 ≪ストフリvsデスティニー≫ まだまだ続いている攻防に、短気なシンはイライラ。 シ「コイツ……なんで墜ちないんだよ!?」 キラの方が強いからでは?(にっこり) 何を当たり前のことを。 宇宙でラクスをたっぷり補充して身も心もパーフェクト状態のキラに勝てるはずないでしょうが。 そんなとき、レイから帰艦命令。 同じフェイスなのに、レイの方が上っぽいのは腹黒度によるものですか? 「まだやれる!」とばかりに噛み付き、エネルギー残量を確かめるシン。ところがどっこい、エネルギー切れ寸前(爆笑) メッチャ悔しそうにストフリを睨みつつも、物理的要因はどうしようもありません。素直にミネルバへ。 突然去ったデスティニーを不思議に思うキラ。 しかし、いなくなった相手を気にする暇はありません。オーブ本土の防戦に急いで参加。 ≪国防本部≫ キサカをお供に、司令室へたどり着くカガリ。 何故かあるパイプ椅子に縛られた状態で座るユウナの元へ一直線。 ……ぷっ(笑) ソガ一佐の右ストレート後、他の兵にボコボコにされたんだ? 立ち上がってお得意の言い訳をかまそうとするも、姫の右ストレートが炸裂。 床に尻餅ついた格好でポカ〜ンとするユウナ。 そんな彼に、カガリの怒りはまだまだ続く。 カ「お前だけを悪いとは言わない…!ウナトやお前や、首長達と意見を交わし、己の任を全う出来なかった私も……十分に悪い!」 まあ……攫っちゃいましたからねぇ(汗) カ「だがこれは何だ!?意見は違っても、国を守ろうという想いだけは、同じだと思っていたのに!!」 国を守ろうと思ってたら、そもそもジブリールなんぞ招き入れなかったでしょうよ。 ここまで言われても、まだ言い訳しようとするユウナ。 未だになんで、ウズミさんがこやつをカガリの婚約者にしたのかが謎。 カ「(ユウナの襟首ふん掴み)言えっ!ジブリールはどこだ!?この期に及んでも、まだ奴を庇い立てするか!」 そこまでしてヤツを庇う男気がユウナにあるとは思えませんが。 案の定、セイラン家から出て行った後のジブリール氏の行方は知らない坊ちゃん。 もはや用済みとばかりに、仮にも婚約者を投げ捨てるカガリ。 ん?国家反逆罪を適用してたから……もう違うんでしょうか?? ユウナ、これにてご退場。 カ「カグヤの封鎖は完了しているな?」 ソ「はい!」 キサ「ともかく一刻も早く、ジブリールを捕まえるんだ」 カ「諦めるな。押し返せば停戦への道も開ける。今はその事だけを考えろ」 そう?あの議長が、押し返したくらいでオーブ壊滅を諦めるとはとても…(汗) 必死にジブリールの捜索を続ける司令部。 しかし、オーブ兵の中にブルーコスモスが紛れ込んでたようで、まんまと騙されます。 ≪オーブ本土≫ 外では、ドム3人衆とキラのマルチロックで大活躍。 市街地で行われるMS戦。それに逃げ惑う市民。 本気で「市民への被害云々」は忘却の彼方ですか。 ≪再び格納庫≫ 着がえ終わったラクスに、インジャスから視線を外さないまま「ジャスティスか…?」とアスラン。 それがジャスティス以外に見えたら末期です。 ア「…俺に?」 ラ「……何であれ、選ぶのはあなたですわ」 ア「…君も、俺はただ戦士でしかないと――そう言いたいのか」 いつ誰がンなこと言ったよ。 卑屈も過ぎると鬱陶しい。 けれどラクスは見捨てません。 ラ「それを決めるのも、あなたですわ」 ア「え…?」 ラ「恐いのは、閉ざされてしまうこと。――こうなのだ、ここまでだと、終えてしまうことです」 希望がなければ、人は生きていけませんから。 ラ「傷ついた今のあなたには、これは残酷でしょう」 散々、議長から「お前は駒だ。戦士でしかない」と言われましたからねー。 ラ「でもキラは――」 ア「え?」 どんなときでも「キラ」という単語にしっかり反応するあなたを、ある意味尊敬。 ここからちょっと回想シーン。 インジャスのコックピット前で、パイスーのキラとラクスがふ〜わふわ。 こんな所でも小さな幸せをありがとう……!しっかり手を繋いでるとこはさすがとしか。 ラ『わたくしをこれで?』 ……あの、パイスー着てMS以外の何かに乗るおつもりだったので…? キ『うん。誤摩化せるし、一石二鳥じゃない?』 ラ『でも、今のアスランには…』 キ『うん、そうも思うけどね。でも――』 そこでストフリを見上げるキラ。 ラクスもつられてそちらを見ます。 キ『何かしたいと思った時、何も出来なかったら――それが、きっと一番つらくない?』 キラもアスランと同じように、"力"を求められる立場です。そして、ラクスが危ないと知らされたときはフリーダムを失っていたため、まさにこの状況だったのかと。 だからこそ、アスランが「何かしたい」と思ったとき、それを行動に移せるモノを、ということでしょう。 ア「――キラ…」 親友の心配りに感動中。 ラ「力はただ力です。そしてあなたは――確かに戦士なのかもしれまんが、"アスラン"でしょう?」 ア「あ…っ」 "戦士"としてのアスランしか見ていなかった議長。 "戦士"である前に、"アスラン"なのだと告げるラクス。 どっちが人間的に上かなんて言うまでもありません。 ≪AAvsミネルバ≫ 実はまだ交戦してた両艦。回想のキララクに満足してスッカリ忘れてました。 AAの迎撃を潜り抜けてきた2頭のミサイルは、AA後方より飛んできた戦闘機――よく見ればスカイグラスパーにより撃墜。 何だかどこかで見たことのあるような気がするのは何故。 スクリーンに映し出されるネオ。ブリッジの通信コードは知ってるので、このくらい普通にこなします。 ネ「すまんなぁ、余計な事して」 マ「あ、あなた…!?」 ネ「でも俺、あのミネルバって艦嫌いでね。――大丈夫。あんたらは勝てるさ。何たって俺は、『不可能を可能にする男』だからな」 マ「っ…!」 ……なんでこれで何も覚えてないんだ!? ってか、戦闘中にマリューさんを動揺させてどーするネオ!? 何よりたかが戦闘機で突出しないでーーーーーーっ!!(必死) ≪ミネルバ≫ デスティニーの補給が完了し、即座に格納庫へ向かうシン。ストフリを倒す気満々。 なんか目的変わってないかい? それを追おうとするルナマリアを、レイが止めます。命令で。 もはや上司と部下。てか、邪魔扱いは結構ヒドいと思う。 呆気に取られるルナマリアは放置し、さっさと自分も格納庫へ。 出撃準備中、シンを落ち着かせているのか挑発してるのか、色々言い聞かせるレイ。 そして、相変わらずレイの言う事は素直にきくシン。 レ「あれは亡霊だ。……今度こそ沈めるぞ」 スマン。何故ストフリ――キラが亡霊扱いされてるのか意味不明。 シ「ああ!」 ≪インフィニットジャスティス≫ ハツカネズミ状態のアスランは、過去二年間の出来事がフラッシュバック。自分が本当に望むことを、一生懸命考えている模様。 何か決意したのか、ラクスをジッと見つめます。 いつの間にかインジャスのコックピット内に移動。OSを起動させながら、「俺は…」と呟く。 どっから手に入れたその赤パイスー。脱走したときは赤服だったでしょ貴方。 でもって、また脅威の回復力ですか。さっきまで介護付きだったのはどこの誰。 ア「アスラン・ザラ――ジャスティス、出る!」 おや?『発進する』が『出る』に戻ってませんか?いや、そっちの方がしっくりくるけども。 インジャスが無事出撃したところで終了。 アスランの活躍は次回に期待ということで。 |