ACT.70  ハニー・トラップ





どこから雄叫びをあげれば宜しいですか?

どうした仲村先生!?最近ファンサービスが素晴らしすぎますぞ!?
大歓迎ですけどね!(嬉)




≪表紙≫

つまり心して触れるのはいいんですね?
よっしゃ蓮様!キョーコちゃんに「恋人を大事にしそう」というお墨付きを貰ったあなたなら大丈夫!
押し倒せ……っ!! ←待てい。

…………失礼しました。あまりにもキョーコちゃんが可愛かったもので…つい(汗)

蓮様のシャワーシーンに続いてキョーコちゃんの湯上り(?)姿まで拝めるとは……イイ仕事してますね、仲村先生。
これは全国の蓮キョ好きに何をとは言わない(むしろ言えない)が妄想しろってことで宜しいですか?




≪玄関前にて≫

キョーコちゃんから他の女性との関係を指摘され、心を痛める蓮様。
それはあなたの心の痛みですから!『嘉月』のものじゃありませんからっ!!

固まってしまった蓮様に首を傾げるキョーコちゃん。蓮様、ハッと気づいて思わず心にも無いことを口走りました。
キョーコちゃんは瞬間的にシラけましたが(私は噴出しましたけど)、『美月』の設定上ショックを受けるべきだと判断し、密かに傷ついたリアクションを取ろうとします。失敗してますがね。


何かと理由をつけて帰るよう説得している途中、「風邪を引いている」という設定でフラつく蓮様。その迫真の演技は、キョーコちゃんが芝居だということを疑ってしまうほど。
……これ、演技だって言われなきゃわかりませんよね。

キョーコちゃんは「元気だという証拠にご飯を食べてください」と蓮様の手を握り締めて立ち上がらせようとします。
蓮様が引き寄せるんじゃないかと思った私は何か間違ってますか?
いや、だってあの蓮様の瞳が……




≪寝室にて≫

もう手当て済みですか…(涙)
キョーコちゃんの生足に思い悩む蓮様を見たかったのに…i|||i_| ̄|○i|||i


どうやら既にあのベッドのデカさには取り乱していたらしいキョーコちゃん。
うん。一般庶民は驚くよね、あのキングサイズ。

しかし今の彼女は『美月』ですので、そんなことで取り乱してはいけません。「昔は豪華なベッドで寝ていたはず…!!」と無理矢理落ち着いてます。
さすがに天蓋ベッドではないんじゃ…?


キョーコちゃんの意識は乱れたシーツへ。
いつもと言える程ではなくても、形だけでも整えてあるベッドを何度か見たことがあるようで…妄想ネタをありがとう

この乱れたシーツの意味するところに気づいたキョーコちゃんは、今までの蓮様の演技が全て考え抜かれたものであるとわかり、自分との差に愕然としてしまいました。


涙ぐんでしまった彼女に蓮様思わず素に戻る。表面上は演技続行してますけど、心の内は心配で心配でドッキドキ。
キョーコちゃんはというと、何とか誤魔化そうとしますが……

キョーコちゃん!その潤んだ瞳で上目遣いは危険です!!蓮様の理性が!!!

しかしそこはキョーコちゃん。
理性と本能の間で揺れ動いている蓮様には気づかず、

「『おかゆ』の作り方がわかりません―――…」

蓮様のヤる気(←何の?)は一気にマイナス値へ!
「あれだけ煽っておいてそれはないだろう…」と!! ←言ってない言ってない


自分でもかなり微妙な言い訳だったと自覚しているため、それに項垂れた――じゃなくて、納得した(ように見せた)蓮様を訝しげに思うキョーコちゃん。
まー確かに、普通の精神状態の蓮様なら何かツッ込むところでしょう。

でも初恋で何もかもに右往左往してる男にそんな余裕はありません。自分の感情を抑えつけるだけでイッパイイッパイなんです。


「おかゆの作り方はわからないけど、先生のためにご飯を作りたい」
「だから『帰れ』なんて言わないで――」

ンな表情されたら言えませんからっっ!!

敦賀氏の理性をブッ飛ばしたいんですかキョーコちゃん。あの蓮キョ好きには邪魔でしかない強固な理性がなければ、確実に押し倒されてますよ?


さすがの蓮様もかなりお疲れ気味。
(もういいから感情に従ってしまえと心から言ってあげたい。主に私のために
この疲労は「ケガをさせてしまったのに、彼女の演技をもっと見たいがためにメインステージへの移行を先のばしにしてしまった罰」ということで落ち着きました。

どうやらあの蓮様が一気に前進したときに、この「ごっこ演技」でキョーコちゃんへの恋心が育ってしまう覚悟はしていたようです。でも育つだけで、その気持ちを彼女に打ち明けることも手を出すこともない……なぁんて甘いにも程がある考えだったようで。

――『抱きしめたい』衝動にかりたてられた?
抱きしめてしまえ!楽になる!!
――犯行?
誰も咎めやしませんから!むしろ表彰されますからっ!!


キョーコちゃんへの気持ちを自覚してから、その感情に急速に蝕まれていく自分に落ち込む敦賀氏。その進行の早さに思わず恐怖を感じてますが……もう手遅れです。医者も草津の温泉も治せませんからね!
ずっぷり蝕まれてくださいませ〜vv




≪台所にて≫

己と戦っている蓮様の耳に、キョーコちゃんの悲鳴と金属音が。
何事かと駆けつけると、収納棚をおろしたせいで仰け反ってしまったキョーコちゃんが必死にバランスを取ってました。

正直、この構図から先の展開は予想できましたが……二人に一言ずつ。


「いつも」って何デスカ!?
一体いつそんな新婚生活を送っていたんですかっ!?やるなら私達の目につくところでやって下さい!!!

「俺忘れてたよ…」ってナニ!?
キョーコちゃんの心の声が聞こえていたんですかっ!?凄いよ蓮様!!


で、収納棚を動かした途端にバランスを崩してしまったキョーコちゃん。
バッチリ予想通りです。

床に打ち付けられる未来を想像し、ギュッと目を瞑っていた彼女ですが、その瞬間が来ないどころか蓮様の香りを感じてそっと瞳を開けます。すると――

頭と腰に蓮様の手。
彼と密着状態。
押し倒されてる…!!


どうして上から落ちてきたキョーコちゃんを助けようとしてこの体勢になったのかはともかく萌えずにいられるかこのシーン。

たとえ押し倒しが二度目でも状況が違いますから!状況が!!
今度は熱でヘベレケな敦賀氏じゃないんですよ!?控え室なんて邪魔が入るかもしれない場所じゃないんですよ!?

思わず両者共に硬直!私は見逃しません彼の頬に浮いた一筋の汗を!
「ヤバい…」って思ってますね敦賀さん!?理性ヤバめですね!?


次回、期待してますよ…?







……ここまできて次号はお休み…生殺しデスカ……(号泣)