ACT.72  シナリオ・ジャック





前回を超えるほどの萌えはありませんでしたが(←や。アレが続いたら悶死するから)いい感じの萌えをありがとう☆




≪表紙≫

真っ直ぐ前を見据える敦賀氏。進むべき道が見えたようで一安心です。
もちろん、キョーコちゃんとの未来も見えてますよね?




≪翌朝≫

清々しい朝を満喫するキョーコちゃん。
この様子から察するに、お泊りはナシだったようで……
ドキドキの夜明けを期待してたのに…っ!!(涙)


キョーコちゃんは蓮様が現場に帰ってくることを大変喜んでいます。軽やかなスキップを披露するほどに。
その喜びのまま、現場入りすると――


ド ン ッ

丸々2ページ使い、ドアップで向き合う蓮様と社長!

ド ド ン !!

やはり2ページ使って向かい合う蓮様と社長!今回は皇帝であられますか!?
2人の間に挟まれた緒方監督が気の毒なような羨ましいような。 ←自分に正直


演技テストのことを知らなかったキョーコちゃんは、現場の張りつめた空気と社長の来訪に「???」状態。
共演者――しかも重要人物である『未緒』のキョーコちゃんが何も知らなかったことに、素敵な反応を見せてくれるスタッフ2人。しかし、よくよく考えれば彼女がいないときに限って社長が来ており、尚且つ鬼監督でありながら繊細な心の持ち主である緒方監督を追い詰めないように演技テストの話題は避けていたため、知らなくても仕方ありません。

スタッフのお兄さん達は事情を説明してくれることに。




≪蓮様vs社長≫

何とか空気を和らげようとする緒方監督。しかし、社長はスルー

社長が気に入らなければクビ。
保津周平を超えられなければクビ。

そうハッキリ告げた上で、蓮様の替わりはとっくに見つけている、とまで。
そんなスゴイ俳優がどこにいたのか、激しく問いたいところです。


ざわめく周囲とは反対に、落ち着き払っている蓮様。
「オリジナルの全てを超えてみせる――あなたの目の前で」と、売られた喧嘩はキッチリ買い取りました




≪今回の蓮キョ♪≫

最初の爽やかな笑顔はどこにいったのか、荒んだ目つきで蓮様を睨みつけるキョーコちゃん。さすがの蓮様も硬直してます(笑)
蓮様は「何…してるの?」と訊きますが、ぶすくれてるキョーコちゃんには取り付く島がありません。 ←別に「孤島にいるから」とかじゃないですよ?(笑)

しかし、恋する男・敦賀蓮がこのまま引き下がるはずもなく。「何か怒ってる?」と更に問いかけました。
それに対しキョーコちゃんは、

「別に怒ってなんかいませんよっ」
「もう慣れてるものっ。皆知ってるのに、私だけ知らなかったなんて事――…」

と、そっぽを向いたまま。

「子供の頃から慣れている」という言葉に、松太郎への怒り(+罪状)が加算されたことは言うまでもありません。


キョーコちゃんのセリフと昨夜の別れ際の様子から、彼女が演技テストのことでお怒り中だとわかった蓮様。「別に意地悪で言わなかったんじゃない」とすかさずフォローです。

ここでキョーコちゃんは、もはや恒例となりつつある天然口説き文句を炸裂させます。


「一番最後まで敦賀さんの側にいたのは私なのに…」
「…私だけ知らなくて―――……悔しかっただけ…―――…」



ほらイケ蓮様!キョーコちゃんの背中が「包み込んで」と語りかけてるじゃないか!!

――という、全国の蓮キョ好きの声は届かなかったらしい。
蓮様は理性を繋ぎ止めようと必死なので(←せんでもいい努力を…)、表情を作る余裕はありません。いつぞやのような無表情に。


(―――もう―――どうしてくれようかこの娘は)
どうにでもしてください。
(俺の理性を試してるのか!!)
試されるような理性なんぞ捨てていいです。
(口説いてるのか!!)
いっそ貴方が口説きましょうよ。
(いいや絶対違うだろう!!どうせ君の事だから『私だけ現場に無関心な人間だと思われるじゃないですかーーー!!』…って事だろう……!!)
あの自己満発言はそんなにショックだったんですね。

蓮様…そのうち心労で倒れますよ?




≪獅子の子落とし?≫

蓮様が理性の限界に挑戦している頃、緒方監督は社長にその真意を尋ねます。
すると、今まで厳しい表情を崩さなかった社長に笑みが。

何でも、社長は蓮様を特別待遇しているようで。
この演技テストも、社長の愛情表現らしいです。

……この2人、どんな関係なんでしょうね?




≪演技テスト開始直前≫

逸美ちゃんが到着したので、蓮様がスランプに入ったシーンから始めることに。
以前のリテイクが余程気に入らなかったのか、蓮様のすぐ後ろであからさまな溜息をつく逸美ちゃん。

地雷踏んじゃった★


蓮様、「アドリブでやらせて下さい」と監督に直訴。
キョーコちゃんの『未緒』のように、蓮様の『嘉月』は台本無視の方向らしい。

アドリブ演技に付き合わされることになった逸美ちゃんには「もう何度も同じ演技(こと)やらされて飽きちゃってるはずだから」と、嫌味半分気遣い半分のお言葉を。
「何故それを!?」と青褪めるキョーコちゃんと逸美ちゃん。

「シナリオが変わってしまうのでは…」という緒方監督の危惧は、自信満々の蓮様にスパッと切り捨てられました。更には「自分が必ず演技をさせるので、『美月のセリフが出てこない』なんて事態は有り得ない」と、“実力派女優”として名の売れている逸美ちゃんにとって屈辱的な発言までかましました。(キョーコちゃんからは期待に満ちた表情を向けられてますけどv)

蓮様…静かにお怒りだったのね……







さてさて。
蓮様がどんな『嘉月』を見せてくれるのか――次号が楽しみですねv