こちらは花ゆめサイト『崋月風架』の秋崋様から強奪してきた、1000hit記念フリー小説です。
蓮様の、変わっていく気持ちと変わらない想いが素敵です。
なんでもラルクの曲から作られたそうですが、管理人が歌を全く知らないのでわかりません(爆)
fate ―切ない程に君を想って この腕が この胸が 大地を越えて 心を越えて大切な人のために…?― 記憶の底に眠るのはまだ幼い君。 優しい微笑みが、切なく泣くその姿がたまらなく大切な記憶。 それさえも芸能界を生きる為に捨てた―― 再会したのは、何年たってのことだろう。 はじめは君とは気付かない程の変わりようで… 『不破 尚に復讐するために』 それは、その復讐は裏返せば愛情のようで… たまらないこの想いをなんというのだろう 君に気付いたのは、あの蒼い石。 ―大切にしていてくれたんだね― また君にあの石を渡したときの笑顔に俺の凍らせた感情は溶けていくようで。 石と復讐 愛情と嫉妬 動機が気に入らない? それはただの言い訳か? 君を嫌う…? そんなはずはない。君は大切な人だ。 大切な後輩………? ――何が愛なのか?何が嘘なのか?解らない 無情な時間が迫る―― 「蓮、お前キョーコちゃんのこと好きだろ?」 「やだな社さん。何度も言うように最上さんは大切な後輩ですよ。」 …本当にそうなんだろうか…? 自ら言った言葉に自問自問を繰り返す。 入り交じった感情の真実をさがすため。 ただ、今わかるのは 捨てた記憶がとめどなくあふれてくること。 愛しい君の… ………愛しい………? そこにいたのは君とあの男 息を呑む。 不破と一緒にいる君を見て心は凍えるようだった。 苦しくなり、息もできないほどに痛みを覚えた。 他の誰かにとられるくらいならいっそ…―― 腕をのばして、君を捕まえて、もうどこへもいかないように。 狂おしい程君を求めて、この心は囚われている。 ―――バンッ―――― 気付けば君を不破から遠ざけて、腕の檻に捕まえていた。 「…つ、敦賀さん……?」 明らかに怯えた表情で君がみつめている。 君の瞳に写っているのが誰でもない俺であることに安堵する。 「…キョーコちゃん、俺はね…」 「…………」 「俺は、最上キョーコを愛してるみたいだ…」 「……えっ…?」 「他の男の隣で微笑む君を見ていられないんだ」 ―切ない程に 君を想ってこの腕が この胸が 凍える程に 震える程に 君だけを 春が来れば 夜が明ければあの空へ あの場所へ 本当に結ばれるだろうか― 「蓮さん!起きて、朝よぉぉっ!!」 「…んん…おはよう、キョーコv」 「おはよう、蓮さんvvv」 今の俺の隣にいるのは昔と変わらない笑顔のキョーコ もしかしたら、俺は昔の思い出にほだされたのかもしれない。 ただ、これほど大切な存在はない。 ―何が愛なのか?何が嘘なのか?解らない― でも、一つだけ俺の中に間違えようもない真実がある ――ただ君だけが恋しい― Fin
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蓮様の、変わっていく気持ちと変わらない想いが素敵です。 なんでもラルクの曲から作られたそうですが、管理人が歌を全く知らないのでわかりません(爆) |