こちらは花ゆめ系サイト『崋月風架』の秋崋様から、1万hitを迎えたお祝いにリクエストさせていただいた作品ですv
管理人の「蓮と社の仲に嫉妬するキョーコちゃん」という無茶な依頼を、見事な形で叶えてくださいました。キョーコちゃんの蓮×社という勘違い(妄想)に爆笑です!管理人には思いつかない素晴らしい発想!
憐れ、キョーコちゃんは翌日まで蓮様から教育されます(笑)
秋崋様、素敵な萌えをありがとうございましたっm(_ _)m
敦賀くんと社くんの秘密? 「…はっ……あぁっ…」 楽屋という密室には妖しく喘ぐ声が響き、男は満足そうに口の端を上げ、執拗に敏感なところをいじめ続ける 「やっ…蓮、そこ弱っ…っ…///」 「ん?ここがイイんですか社さん? ちゃんと、どうして欲しいのか言わないと。」 「ふぁっ!…意地悪っ…」 キョーコが真っ赤になりながら真剣に読みふけっているのは…… 『敦賀くんと社くんシリーズ1・舞台裏の秘密v』 という同人本であった。 内容としては蓮×社で、楽屋・移動中の車の中・事務所の一室…などのありとあらゆる場所でやっちゃっている! といったモノであり、ファンの間で妄想を膨らませ、それを楽しむ、いたって珍しくもないものだ。 ――だが、 ここに一人冗談に終わらない者がいた。 最上キョーコ。 日本ではトップクラスの女優であり、日本一と称される敦賀 蓮の恋人でもある彼女だ。 彼女は稀に、素晴らしい程の思い込みからくる勘違いをおこす。 今回の奏江がおもむろに、 「あんたの敦賀さんがすごいことになってるわよ?」 と置いていったこの本も例外にあらず。 「蓮……、もしかして私の事はカモフラージュ? 本命は社さんで、私は体よくあしらわれたっての?」 案の定、キョーコはぶつぶつとありえない解釈をしていた。 蓮が聞いていたら間違いなく呆れますよ? だが、肝心の敦賀さん登場が少しばかり遅かったようです。 キョーコはなにやら意を決して、どこかへ向かおうとし、ドアを開けた…―― 「うわっ!キョーコ、ビックリしたよ。まだ仕事あるの?無いなら俺も終わったし一緒に帰らないか? おくってくよ?」 そこには蓮の姿と、その後ろに社さんの姿。 今、この時に二人揃って現れるとは、…実にタイミングが悪い… 「つっ!!…ちょうどよかったわ。今ちょうど蓮に言っておきたい事があったから探しにいこうとしてたの(ニッコリ)」 「ん?何話って?」 何も知らない蓮からの返答は普通であるのだが、今のキョーコにとってははぐらかしているようにしかみえなかった。 「なによ、蓮は私のコトはどうでもよかったのね」 「へっ?キョーコ、なに」「あぁ、あくまでも白をきるつもりなのね? 社さんと、セ…///あんなことするなんてっ!」 「ちょっ!キョーコなに怒って…」 「うっるさぁぁぁいっ!! 蓮なんて大っ嫌い!!!」 キョーコは蓮と社の間を強引に割って、なぜか二人共をキッと睨み付けどこかへ走り去っていった。 残された二人といえば、社は蓮とキョーコに何があったのか?と考え、 蓮は、キョーコの大っ嫌い!発言にただただ固まるしかなかった。 落ち着いたのか先に口を開いたのは社だった。 「蓮、あの本なんだ?」 社が指差す先には一冊の無造作に置かれた冊子、 『敦賀くんと社くんシリーズ1・舞台裏の秘密v』 さっきまで、キョーコが読みふけり、勘違いをおこした原因の物である。 フリーズしていた蓮はおもむろにその冊子をとり、パラパラと見てみた。 「こんなものがあったなんて…俺は知らなかったぞ」 すぐ後ろで覗きこんでいた社は首を傾げありえないものを見る目で見ていた。 「でも、何がどうしたらあの発言に至るのか…」 また固まっていた蓮はやっとその重い口を開いた。 何がどうしたらあの体よくあしらわれただの、なんだのという考えに至るのか、蓮には理解できなかった。 何せありえない。 蓮と社は確かに良いパートナーだが、それがこんな関係になることはない。 むしろ、お断わり。 それをキョーコはどう考えたのかさっぱり… そこで、何か思い付いたのは社だった! 「蓮!キョーコちゃん、ヤキモチやいてたんじゃないか?」 「……ヤキモチ?」 「そうだよ!何だかんだで俺とお前一緒にいる時間多いから、この本の所為もあってキョーコちゃん勘違いしたんじゃないか!?」 「あっ…確かにキョーコならありえますね。 そうか、ヤキモチやいてたんですね! それなら……社さん、明日は仕事午後からでよかったんですよね?」 「あぁ、…………無茶するなよ?」 「大丈夫ですよ。ただ、二度とそんな勘違いしないですむように体に教え込むだけですから(キュラリ) じゃ、社さん俺はこれで」「あっ蓮!ほどほどになぁっ!!」 走り去っていく、蓮にはもう社の言葉は届いていなかった。 (キョーコちゃんご愁傷さま……) キョーコちゃんの身の危険を察して、涙を禁じえない社さん。 その手にはあの冊子を持っていた――――――――― Fin
こちらは花ゆめ系サイト『崋月風架』の秋崋様から、1万hitを迎えたお祝いにリクエストさせていただいた作品ですv
管理人の「蓮と社の仲に嫉妬するキョーコちゃん」という無茶な依頼を、見事な形で叶えてくださいました。キョーコちゃんの蓮×社という勘違い(妄想)に爆笑です!管理人には思いつかない素晴らしい発想! 憐れ、キョーコちゃんは翌日まで蓮様から教育されます(笑) 秋崋様、素敵な萌えをありがとうございましたっm(_ _)m |