いつも遊びに来てくださっている腹黒様から、管理人の誕生祝いに素敵なSSを頂いちゃいましたvv(ちょっと行間を入れさせていただきましたが)
蓮様の独白に管理人が撃沈したことは言うまでもありません(笑)
虫はそれとなく排除する敦賀氏がまた素敵…(ウットリ) ←お〜い
腹黒様…管理人如きの誕生祝いに、こんな素晴らしい作品をありがとうございました!
ぷり〜ず・み〜 思いに気が付いた時は既に崖淵で、彼女の一言で谷底に落ちるか、それとも助かるのかを決められる死刑判決を待つ囚人に成り下がっていた。しかも助かる確率はかなり低い。 原因は自分にある。最初の頃、良い印象を持っていなかった為に随分と意地悪をしたし、その後も印象は反転したが、彼女の反応が可愛くてついつい泣かしてしまったり、追い詰めてしまったり…止めが無意識の内に嫉妬して彼女を怖がらせたり…冷静に考えれば嫌われる様な事しかしてこなかった。思い返せば返すだけ落ち込む材料しか出てこない。今迄の積もりに積もったツケは怖くて自分でも勘定出来ない状態に…最悪だ…こう言うのを自業自得って言うんだよな それでも、今更悪足掻きだと分かっていても行動せずにはいられない。誰にも譲れない。どうしても、何を犠牲にしても手に入れたい。彼女の横にいる事が出来る権利を、恋人と言う唯一無二の立場を… …そう決意して早数日。決意を違える気は更々無いが、辛さは日増しに増していく一方。以前、社さんが言っていた様に日増しに本人も気付かない内に磨かれ綺麗になってゆく彼女。ちょっと目を離していた隙に何処ぞの馬の骨に横から拐っていかれると…それが現実に為り掛けている。勿論、卑怯と分かっていても、周りを威嚇したり、それと無く邪魔をしたりと色々行動してはいる。器の小さい男だと自分自身を笑っても止められない。彼女を拐われるなんて冗談じゃない。 俺としては彼女のイメージ回復に全力投球したい所だが、虫の駆除もしておかないと後々面倒な事に為りかねないからそうも言っていられない状態。でも、以前に比べたら大分彼女も俺に気を許してくれた様な気がする。顔を見ても逃げなくなったし、寧ろ笑顔で駆け寄って来てくれる。食事の心配をしてくれて時々差し入れをしてくれたり、夕飯を作ってくれたりもする。会話の内容が演技の事のみと言うのは多少気に食わないが、ここは我慢して良い先輩を振る舞い、株を少しでも上げておく。未だに依頼を快く受けてくれなかったり、荷物を持つのを手伝わせてくれなかったりするけど、それでも随分と進歩した筈…だと思う。 全く…可笑しな位、彼女の一挙一動に振り回されて、気分はまるで浮いたり沈んだりを繰り返す毬藻の様、冷静になろうとすればする程、理性な崩され本能が暴れだす。自分がこんなにも脆い人間だと初めて思い知らされた。 彼女の笑顔に癒される反面、独り占めしたいと言う欲望に悩まされる。幸せの一時は裏を返せば生殺しも同然。 それでも、未だ振り向く事の無い彼女の思いでも、今だけはその笑顔を… 《終》
いつも遊びに来てくださっている腹黒様から、管理人の誕生祝いに素敵なSSを頂いちゃいましたvv(ちょっと行間を入れさせていただきましたが)
蓮様の独白に管理人が撃沈したことは言うまでもありません(笑) 虫はそれとなく排除する敦賀氏がまた素敵…(ウットリ) ←お〜い 腹黒様…管理人如きの誕生祝いに、こんな素晴らしい作品をありがとうございました! |