こちらはスキビサイト『Organism Dream』のナオ様が、当サイトの1万hit記念に持ち帰りの許可を下さった作品ですv ナオ様の作品、どれでも1つ頂いていいとのお言葉でしたv
ナオ様の蓮キョ、大好きなんですが……今回は面白尚君のお話をv(何故なら管理人にナオ様の蓮キョを選ぶことなどできませんからね!)
美森ちゃんと由美子ちゃんの料理下手に爆笑!そしてそれを評価する尚君に大爆笑!!
ナオ様!お祝い、ありがとうございました!
いつか必ずこのご恩をお返しします!!
Love is OK! 某テレビ局の番組『愛のエ○ロン』からキョーコに出演依頼が舞い込んだ。 この番組は数人の女性芸能人がゲストのためにお題の料理を作るというもの。 出演する女性達には詳しい作り方や材料は教えられず、教えられるのは料理名のみなので、普段料理をしないような子が出ると、ゲストや司会者や解説者に被害が及ぶと言う、かなりデンジャラスな番組だ。 料理は得意だということでキョーコはあっさりとその仕事を受けたのだった。 収録当日。 キョーコはスタッフが近付けないほど恐ろしく不敵な笑顔とオーラを放出していた。 これには本日同じように呼ばれた美森や由美子(昔、蓮とドラマ共演してた人)も震え上がらせた。 キョーコがこんな恐ろしい形相になった理由は一つ、なんと料理を食べるゲストがあのショータローだったのだ。 (フフフ、まさに絶好のチャンスだわ!ショータロー!あんたのそのテレビでのクールな仮面をひっぺがしてやるわ!覚悟なさい!!) 時を同じくしてキョーコの出演をしったショータローは焦っていた。 (だからこんな番組出たくなかったんだ!何でキョーコが出んだよ!?アイツは俺の好みを知り尽くしてんだぞ!?や、やべぇ…。) ショータローの嘆きなどそっちのけで、収録がとうとう開始された。 お題は煮魚と炊き込みご飯。 お題を聞いた瞬間、ショータローは小さくガッツポーズをし、キョーコは激しく落胆した。 このお題ではショータローのバケの皮ははがせない。 はがすとすれば、ものすごく不味い物を作ればいいが、出された料理を食べるのはアイツだけではない。 キョーコはこの場でのささやかな復讐を諦め、真面目に料理を作ることにした。 しかし復讐を諦めた瞬間、キョーコには別の目標が見つかった。 文句のつけようのない料理を作って、ショータロー自らの手で『京子』というプレートを頂点に置かせる!という ことらしい。 そうと決まればということで、キョーコは早速料理に取り掛かった。 キョーコの素晴らしい包丁さばきや手際の良さを司会者と解説者が目を奪われているなかで、ショータローだけは違うものを見て驚愕していた。 何と由美子が魚を捌けなかったらしく、むしろ触るのも嫌だったらしく、生きたまま何やら黒い液体にぶち込んでいた。そしてそのまま火にかける。 何とも漢らしいが、鱗や腸くらい取ってもらいたかった。 炊き込みご飯を作り始めても彼女の奇行は止どまる事をしらない。明らかに液体の分量が大きすぎるし、またしても怪しい黒い液体だ。中にはぶつ切りにされた人参や椎茸が浮いている。 奇跡が起こる事を願いながら、美森やキョーコにも視線を移した。 (おし、キョーコ頼むから今更変な気起こすなよぉ?そのまま親父直伝の料理を作ってくれ!…ポチリのヤツは………んな!?) 美森を見たショータローはまたしても驚愕した。 美森も由美子同様、魚が捌けなかったらしく、というか触りたくもなかったらしく生きたままの姿で火にかけている。 炊き込みご飯の水も明らかに多い。しかも、本当にただの水で炊くようだ。 これでは普通のご飯というよりお粥になる。 (ポチリ…、あの時の弁当、お前が作ってなかったんだな…。) 真実の敵はキョーコではなく、他の二人であった事をさとったのだった。 試食タイム! まずは美森だ。 「どーぞ、しょー・・・不破さん、召し上がれ!」 ニコニコしながら美森が蓋を開いた。 作っている時は魚がまるまる入っていたが、一応切断したらしく、それなりに煮魚らしかった。 煮汁の味付けはまだマシだったが、捌いていなかったのでもの凄く薄味に仕上がっていた。 続いて炊き込みご飯の登場である。 お粥だった。 誰がどう見てもどこから見てもお粥だった。 ショータローに気に入ってもらえなかったり、司会者達のコメントに今にも泣きそうな顔をしている美森だが、お世辞にもおいしいとは言ってやれないショータローであった。 やはり、老舗旅館の料理長の息子は舌が肥えていた。 次は由美子である。おそらく一番危険な調理風景だったはずだ・・・。そして、その料理が運ばれてきた。 蓋を開けるとビックリ〜。何と出てきたのは丸々一匹の魚。 浸されている黒い煮汁がこの料理の危険度を物語っていた。司会者達も引き気味だ。 ショータローは恐る恐る箸で魚を崩し、一口サイズにした。ごくりと唾をのみ、その危険な物を口へ運んだ。 パク… 次の瞬間、ショータローはカメラから顔をそらし、セット裏にある愛のバケツへと直行した。 「不破くーん、大丈夫かー?」 「えぇ、大丈夫ですよ。」 笑顔で再登場したショータロー。 だが顔は引きつっている。 「それで、お味のほうは…?」 「食べてみれば、わかりますよ?」 このあと司会者もやはり吐き出してしまった。 「ごめんね〜、不破くぅん?私、お魚怖くって…。でも、ご飯は大丈夫だから!」 パカッと開かれると先程の煮魚?の煮汁で作られた炊き込みご飯?が登場。 ご飯とは言い難い。 それに黒い液体の正体はいったい何なのだろう?知りたいような知りたくないような・・・。 ショータローは黒いお粥を勇気を出して口に入れた。 何とも言えない味が広がった。もはや人間の食べ物では無い。 とにかく水を使って意地でそれを流し込んだが、お世辞にも食べられる物ではなかった。 美森、由美子と見た目はなかなかの家庭的な女の子たちのひどい料理に、司会者も解説者もゲストのショータローもクタクタだ。これで残るはキョーコだけとなった。 女性陣二人の鋭い視線を受けながら、キョーコはショータローの前に料理を出した。 それはどこからどう見ても煮魚で、出演者及びスタッフをホッとさせた。 「どうぞ、不破さん。召し上がってください。」 恐る恐る口に運ぶと、今までの物とは比べるのも失礼なくらい絶品だった。 「ど、どう?不破君・・・。」 「おいしいですね。」 「じゃあ、俺も・・・・・。ん、まーーーーーー!!!!めちゃくちゃおいしいよ!!」 自分の手料理を絶賛されて上機嫌になったキョーコはニコニコながら炊き込みご飯を出した。 これもまた文句の付けようのないくらい絶品で、プロをも唸らせたのだった。 試食が終了し、ショータローは何とか終わったという事と、キョーコに復讐を仕掛けられなかった事に安堵していた。 (これでやーーーーっと帰れるぜ!やっぱ歌ってる方が断然いいな。それにしても、キョーコの奴も相変わらず料理はうまいよなぁ・・・。ま、まあ、この三人の中じゃって事だけどな!) とっとと帰り支度を始めようとしたショータローであったが、司会の男に呼び止められ三人の名前の書かれたプレートを渡された。 「え・・・?これは?」 「これから、三人の料理の腕前を不破君が評価するんだよ。・・・聞いてなかった?」 「あ、いえ、そう言えばそうでしたね・・・。(うぜ〜〜〜、早く帰りてぇ。)」 「京子ちゃんの料理は歴代でも一番のできだったと思おうなー。美森ちゃんはギリギリ下エプくらいかなぁ?由美子ちゃんは・・・うーーーん。トイレとか?」 この言葉を聞いて、ショータローは固まった。 (歴代一位!?キョーコがかぁ!?何で俺の手でキョーコの名前を頂点に置かなきゃなんねーんだよ!嫌だ、何かすっげーむかつく。) 三人はそれぞれ期待の眼差しをショータローに向けた。 今後のイメージもあるし、せめて中エプに!!と願う二人であったが、その願いも虚しく由美子のプレートはセットの裏に置かれ、美森のプレートは下エプの真ん中辺りに置かれた。 二人は激しく落胆し、美森は涙まで浮かべていた。 さて問題のキョーコのプレート。 キョーコは不敵な笑みを浮かべながら、ショータローを見つめている。 (フフ、下の方に置けるもんなら置いてみなさいよ。置けるもんならね!!) ショータローはその視線を無視して、キョーコのプレートを貼った。 場所は現在のトップの真隣。 文句の付けようの無い料理だったが、頂点には置きたくないというショータローの精一杯の譲歩だった。 そして見事キョーコは同率トップを獲得したのだった。 ライバルから贈られた名誉は喜びを倍増させ、キョーコは上機嫌のまま収録を終えた。 一方、ショータローは悔しさに打ちひしがれていた。 そしてバラエティーなどもう出ないと決意したのだった。
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ナオ様の蓮キョ、大好きなんですが……今回は面白尚君のお話をv(何故なら管理人にナオ様の蓮キョを選ぶことなどできませんからね!) 美森ちゃんと由美子ちゃんの料理下手に爆笑!そしてそれを評価する尚君に大爆笑!! ナオ様!お祝い、ありがとうございました! いつか必ずこのご恩をお返しします!! |