スキビサイト『十二ヶ月』の弥生様から強奪した、6万hitフリー小説です。
蓮様の首筋にあのキョーコちゃんがキ○マークヾ(´▽`*)ゝ
うふふな作品です。
紅に浮かぶ華 仕事を終えた蓮は、事務所の廊下を一人歩いていた 目的地は一つ、キョーコが居ると思われるラブミー部の部屋 そこに着くと、思った通りキョーコは一人で部屋に居て、誰かを待っているようだ 「やあ、椹主任なら来れなくなったよ」 「敦賀さん!」 蓮がやって来るとは思わなかったのだろう キョーコは、目を丸くして驚いていた もう少し嬉しそうな顔をして欲しかったから、蓮は苦笑いを浮べる 「君に伝えてくれって頼まれた」 「そうですか、わざわざ有難うございます」 それではじめて納得がいったのか キョーコはやっと笑みを浮べて、丁寧にお辞儀をすると礼を述べた すると、その目の前に一輪の薔薇が差し出される 不思議に思って顔を上げると、神々しいばかりの微笑を浮かべそれを差し出す蓮 「撮影に使ったのを貰ったんだ、君にあげようと思ってね」 「私に?もしかして・・その為にここに?」 「貰ってくれる」 「有難うございます・・大事にしますね//」 両手でそっと薔薇を包み込むように受け取ると、蓮は嬉しそうに笑った それを見ながら、キョーコは考え込む 「私ばかり貰って、悪い気がします・・・何かあげれる物が有れば良いんですけど・・・」 ただ自分があげたいと思って持って来ただけなのに、これほどキョーコを悩ませる事になるとは思わなかった 貰える花があるにはあるのだが、それをくれるとは思えない・・・ それでもこの状況を変える為、冗談交じりに言ってみる 「だったら、俺にも花をくれない?」 そう言うと自身の首筋を指差して笑う それが何を意味しているのか、解らなかったキョーコは暫く悩んだが、やっとその意味に気付き顔を真っ赤に染めた 「・・なっ!///」 そのうろたえ振りに、やはり無理だったかと蓮が苦笑いを浮べた瞬間 袖を引っ張るキョーコの指に気付いた 真っ赤になって俯いたキョーコが、何か小さな声で呟いている 「・・です・・///」 「えっ!?何?」 聞き取れなくて、もう一度聞き返す すると俯いた顔をやっと上げて・・・ 「高くて届かないです、しゃがんで下さい!///」 まさか本当にする気だとは思わなくて、蓮は硬直してしまった だが、涙目になってやっと言ってくれた言葉を無駄に出来ない ましてや、キョーコが自分からなど、今まででは考えられなかった事 蓮はキョーコを驚かせないように、ゆっくりと膝を付いてしゃがみ込んだ 低くなった蓮の両肩に手を乗せて キョーコもゆっくりと蓮の首筋に唇を近づける 次に離れた時には、その首筋にキョーコから贈られた鮮やかなは華が咲き誇った 「有難う、大事にするよ」 嬉しそうに微笑む蓮の顔が、恥しさで見れなくなって キョーコは慌てて、薔薇を抱えたまま走りだした その後姿を愛しそうに眺めながら、蓮は首筋に残る感覚に酔いしいれた
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蓮様の首筋にあのキョーコちゃんがキ○マークヾ(´▽`*)ゝ うふふな作品です。 |